こんにちは、視力と目の健康ナビ管理人です。
「レーシック 失明」と検索すると、手術で見えなくなる可能性があるのではないか、失明する確率は何%なのかと不安になる人もいると思います。
ただし、レーシック後の「裸眼視力が下がった」「ドライアイでかすむ」「夜の光がにじむ」といった状態と、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても十分な視力が得られない重大な視機能障害は同じ意味ではありません。
一方で、LASIKも手術である以上、重い合併症が起こる可能性をゼロと断定することはできません。
失明という言葉だけで必要以上に怖がるのでも、反対に「ほとんど起こらないから大丈夫」と決めるのでもなく、どのような問題が視力へ重大な影響を与え得るのか、術前検査と術後対応で何を確認すべきかを理解して判断することが大切です。
この記事のポイント
- レーシック後の見えにくさと重大な視機能障害は同じではない
- LASIK全体の「失明確率」を一つの数字だけで示すのは難しい
- 感染や角膜の重大な問題など視力へ大きな影響を与える合併症はある
- 術前検査だけでなく術後検診と異常時の診療体制も確認する
レーシックで失明することはある?

LASIKは角膜の形をレーザーで変え、近視や乱視などの屈折を矯正する手術です。
日本眼科学会や米国FDAでは、LASIKにドライアイやハロー・グレアだけでなく、感染、炎症、角膜の構造的な問題、フラップに関連する問題などが起こり得ることを示しています。
重大な合併症によって視機能へ大きな影響が残る可能性がある以上、「LASIKでは絶対に失明しない」と断定することはできません。
ただし、LASIK後に起こるすべての見え方の変化を「失明」と呼ぶのも適切ではありません。
「レーシックを受けると失明する」と一括りに考えるのではなく、一般的な術後症状、屈折の変化、眼鏡などで補正できる視力低下、矯正しても十分な視力が得られない重大な問題を分けて考えることが重要です。
「視力が落ちる」と「失明」は同じではない

レーシック後に裸眼視力が下がったとしても、それだけで重大な視機能障害が起きたとは判断できません。
近視が残っていたり、時間の経過とともに屈折状態が近視側へ変化したりすると、裸眼では以前より見えにくくても、眼鏡などで視力を補える場合があります。
ドライアイによって涙液層が不安定になると、まばたきや時間帯によってかすみや見え方の変動が生じることがあります。
ハロー・グレアでは、視力表では比較的よく見えていても、夜間のライトがにじむ、光をまぶしく感じるなど、見え方の質が生活へ影響することがあります。
これらも軽視してよい問題ではありませんが、「完全に見えなくなる」「矯正しても視力を十分に得られない」といった重大な状態と同じ意味ではありません。
反対に、眼鏡やコンタクトレンズで適切に矯正しても視力が十分に得られない場合や、急激な視力低下が起きた場合は、単なる近視の残存やドライアイと自己判断せず、角膜や眼内を含めて原因を確認する必要があります。
| 状態 | 確認したいこと |
|---|---|
| 裸眼視力が下がった | 近視の残存や屈折変化を確認し、眼鏡などでどこまで矯正できるかも評価する |
| 乾燥やかすみがある | ドライアイなど眼表面や涙液の状態を確認する |
| 光がにじむ・まぶしい | ハロー・グレアなど視覚症状として評価する |
| 眼鏡等で矯正しても十分に見えない | 角膜の合併症やその他の眼疾患を含めて眼科で原因を確認する |
「完全に見えなくなる」だけが確認すべきリスクではない

「失明」という言葉からは、光も見えなくなるような状態を想像する人が多いかもしれません。
しかし、LASIKを検討するときは完全な視覚喪失だけを確認すればよいわけではありません。
眼鏡やコンタクトレンズを使用しても手術前と同じ矯正視力を得られなくなることや、夜間視など特定の状況で見え方の質が低下することも、生活への影響を考えるうえでは重要です。
米国FDAは、LASIK後に一部の患者で、眼鏡やコンタクトレンズ等でも十分に補正できない視力低下が生じる可能性を説明しています。
また、ハロー・グレアなどによって、視力表上では良好でも夜間や低コントラスト環境で見えにくくなる可能性があります。
そのため、「失明するかどうか」という一つの結果だけでなく、矯正視力、見え方の質、合併症、追加治療の可能性まで含めて理解する必要があります。
レーシックの失明確率は何%?

「レーシックの失明率は何%なのか」という疑問に対しては、数字を見る前に、そのデータで何を「失明」または重大な視力低下と定義しているのかを確認する必要があります。
確認できる医学情報から、現在のすべてのLASIK患者へ一律に当てはめられる「失明率○%」という一つの数字を示すのは困難です。
一つの数字だけで示すのが難しい理由

LASIKに関する研究で評価される結果には、裸眼視力、矯正視力、目標とした屈折値との差、ドライアイ、ハロー・グレア、感染、角膜拡張症、再治療の有無など、性質の異なる項目があります。
「裸眼視力が低下した人」と「眼鏡で矯正しても十分な視力を得られなくなった人」と「重い視覚障害が残った人」を同じ結果として扱えば、数字の意味は大きく変わります。
さらに、対象患者の年齢、術前の近視度数、角膜の状態、LASIKの方法、使用機器、研究が行われた年代、症例数、追跡期間も研究ごとに異なります。
現在の手術方法と条件が異なる古い研究の結果を、そのまま現在LASIKを検討しているすべての人へ当てはめることも適切ではありません。
症例数が少ない研究では非常にまれな事象を十分に評価できないこともあり、ある研究で重大な視力障害が確認されなかったからといって、一般的なリスクが0%だと証明されたわけではありません。
そのため、「○万人に1人」「失明率は○%」という数字を見つけた場合も、失明の定義、分母、対象術式、研究年代、追跡期間を確認しなければ、自分のリスクを判断する数字として使うことはできません。
合併症率と失明率を混同しない

感染や角膜拡張症などについて発生頻度を調べた研究があっても、その数字をそのままLASIKの失明率へ置き換えることはできません。
たとえば感染症が起こっても、発見された時期、原因となる病原体、治療への反応などによって経過は異なります。
角膜拡張症も、角膜形状が進行性に変化する重要な合併症ですが、発症したすべての人が同じ視力結果になるわけではありません。
反対に、発生頻度が低い合併症でも、重症化すれば矯正視力へ大きな影響を与える可能性があります。
つまり、「発生する頻度」と「発生した場合に最終的にどの程度の視機能障害が残るか」は別の問題です。
| 見かける数字 | 失明率と同じではない理由 |
|---|---|
| ドライアイの発生割合 | 乾燥やかすみ等を評価する指標であり、重大な視覚喪失そのものではない |
| ハロー・グレアの割合 | 夜間などの見え方の質を評価する指標で、失明とは評価する内容が異なる |
| 感染症の発生割合 | 感染したすべての症例が同じ視力結果になるわけではない |
| 角膜拡張症の発生割合 | 角膜形状の進行性変化を評価するもので、最終的な視機能は症例ごとに異なる |
失明確率を一つの数字だけで探すより、自分の眼にLASIKを慎重に考えるべき条件がないか、どのような重大な合併症があり、問題が起きたときにどのような診療を受けられるのかを確認する方が、実際の判断につながります。
視力へ重大な影響を与える可能性がある合併症

LASIKのリスクを考えるときは、怖い病名を数多く並べるのではなく、どのような問題が視機能へ重大な影響を与え得るのかを理解することが重要です。
日本眼科学会の屈折矯正手術ガイドラインでは、エキシマレーザー手術後の合併症として、角膜感染症、医原性角膜拡張症、LASIKのフラップ異常、びまん性層間角膜炎、ドライアイなどが挙げられています。
感染や強い炎症では早期の診察が重要になる

LASIKでは角膜へ手術操作を行うため、感染や強い炎症は早期に対応する必要がある合併症です。
日本眼科学会のガイドラインでは、手術時の器具の滅菌や術野の消毒など、感染防止のための管理が示されています。
米国FDAも、術後に感染や炎症などの合併症が生じ、追加処置や集中的な点眼治療などが必要になる場合があると説明しています。
さらに、重症化した場合には一時的な視力低下だけでなく、不可逆的な視力障害につながる可能性があります。
ここで重要なのは、「感染の可能性があるからLASIKは危険すぎる」と決めることではありません。
術前に感染防止策や術後の注意事項について説明を受け、処方された点眼を含む術後指示を守り、異常が生じた場合に早く診察を受けられる体制まで確認しておくことが重要です。
感染症の発生割合だけを見ても、実際に問題が起きたときにどの程度早く診断・治療されるかまでは分かりません。
手術前には予定された術後検診だけでなく、症状が悪化した場合にどこへ連絡し、予定外の診察を受けられるのかも確認してください。
角膜の形が不安定になる角膜拡張症にも注意する

LASIKでは角膜実質の一部をレーザーで切削して屈折力を変えるため、術後の角膜は手術前より薄い状態になります。
重要な合併症の一つが、医原性角膜拡張症です。
角膜の形状が進行性に変化すると、近視や乱視、不正乱視などが進み、眼鏡だけでは十分に補正できなくなる場合があります。
ただし、角膜拡張症が起きたすべての人が失明するという意味ではありません。
LASIKを検討する段階では、角膜厚の数字だけではなく、角膜形状や屈折状態、予定する矯正量などを合わせて評価する必要があります。
日本眼科学会のガイドラインでは、円錐角膜や円錐角膜が疑われる場合はエキシマレーザー手術の禁忌とされ、術前検査では角膜形状や角膜厚などを確認することが示されています。
「角膜が厚ければ安全」「○μm以上なら必ずLASIKができる」と一つの数字だけで自己判断せず、検査結果を医師に確認してください。
眼鏡などで矯正しても十分な視力が戻らない場合がある

失明への不安を考えるうえでは、術後の裸眼視力だけでなく、眼鏡やコンタクトレンズを使ったときにどこまで視力を得られるかも重要です。
米国FDAは、LASIK後に一部の患者で、眼鏡やコンタクトレンズ等でも十分に補正できない視力低下が生じる可能性を説明しています。
これは「裸眼では以前より見えにくくなったが、眼鏡を使えば十分に見える」という状態とは意味が異なります。
矯正しても視力が十分に戻らない場合には、感染や炎症、角膜形状の変化、フラップに関連する問題のほか、LASIKとは別の眼疾患も含めて原因を確認する必要があります。
視力表の数字だけでなく、いつから見えにくいのか、急激か徐々にか、片眼か両眼か、痛みなど別の症状があるかも診察の重要な情報になります。
術後に見え方がおかしいと感じても、自分で「近視が戻っただけ」「ドライアイだけ」と原因を決めず、必要に応じて眼科で確認してください。
失明リスクを考えるときに術前検査が重要な理由

適応検査は、「合格すれば安全」という試験ではありません。
LASIKを候補としてよい眼なのか、避けるべき条件や慎重に判断すべき条件がないかを確認するために行います。
禁忌や慎重に判断すべき状態を確認する

日本眼科学会の屈折矯正手術ガイドラインでは、エキシマレーザー手術について円錐角膜・円錐角膜疑い、活動性の外眼部炎症、ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症、妊娠中・授乳中などが禁忌として示されています。
ドライアイや緑内障など、状態によって慎重な判断が必要になる条件もあります。
術前には裸眼視力や矯正視力、屈折値だけでなく、角膜形状、角膜厚、涙液、眼圧、眼底など複数の項目を確認します。
たとえば近視度数だけを見るとLASIKを検討できそうでも、角膜形状など別の検査結果から手術を避ける判断になる場合があります。
反対に、裸眼視力が非常に低いという一つの数字だけでLASIKの可否が決まるわけでもありません。
検査項目が多いこと自体が安全を保証するのではなく、その結果から適応外や慎重に判断すべき状態を見つけ、個別のリスクを評価することが重要です。
角膜だけでなく眼全体を評価する

LASIKは主に角膜へ行う屈折矯正手術ですが、術前評価を角膜だけで終わらせるわけではありません。
日本眼科学会のガイドラインでも、術前検査として眼底検査などを含む複数の眼科検査が示されています。
特に近視が強い人では、LASIKを受けるかどうかとは別に、もともとの近視に関連する眼底の状態を確認することも重要です。
LASIKで角膜の屈折力を変えて裸眼で見えやすくなっても、眼球そのものが手術前とは別の眼になるわけではありません。
もともとの近視に伴う眼底疾患のリスクまでLASIKによって消えるとは考えないでください。
一方で、LASIKを受けた後に網膜などの病気が見つかったという時間的な関係だけで、その病気をLASIKが起こしたと断定することもできません。
術前も術後も、視力の数字だけではなく眼全体を診てもらうことが大切です。
手術後のフォローと異常時対応も確認する

重大な視力障害へのリスクを考える場合、手術当日だけでなく、その後の診療を受けられる体制まで確認する必要があります。
術後検診では視力以外の状態も確認する

LASIK後の検診は、裸眼視力がどこまで上がったかを見るだけではありません。
角膜表面、フラップ、炎症や感染を疑う所見、屈折状態などを必要に応じて確認します。
日本眼科学会の屈折矯正手術ガイドラインでは、翌日に細隙灯顕微鏡で異常がないか確認し、その後も術前スクリーニングで確認した項目を経時的に評価することが示されています。
同ガイドラインでは、原則として個々のパラメータが安定するとされる術後6か月まで経過観察し、その後も一般的な眼科検査の中で長期経過をみることが望ましいとされています。
実際の検診時期や回数は、手術方法、眼の状態、術後経過、医療機関の診療方針によって異なる場合があります。
一度よく見えるようになったからといって、自己判断で予定された検診を中断しないことが大切です。
将来ほかの眼科を受診する場合にも、過去にLASIKを受けていることを伝え、手術記録などが残っていれば保管しておくと診療時の情報になります。
強い痛みや視力悪化があれば予定日まで待たない

米国FDAは、LASIK後に強い痛みがある場合や、視力やその他の症状が改善せず悪化している場合、新しく異常な症状が現れた場合には、予定された診察を待たず医師へ連絡するよう案内しています。
こうした症状があっても、必ず感染や重大な合併症が起きているとは限りません。
しかし、ネット上の記事だけで感染や炎症、フラップの問題などを見分けることもできません。
特に術後早期は、処方された点眼や生活上の注意事項について医療機関の指示を守り、経過に疑問があれば手術を受けた施設へ確認してください。
レーシック後に急な視力低下、強い痛み、症状の明らかな悪化、新しい異常症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、手術を受けた医療機関または眼科へ速やかに連絡してください。
手術前には、通常の術後検診だけでなく、診療時間外を含めた連絡方法、予定外の受診が必要になった場合の対応、合併症が疑われた場合の診療体制も確認しておくと判断しやすくなります。
クリニックを選ぶときに確認したいこと

「失明が怖いから有名なクリニックを選ぶ」「症例数が多ければ安全」といった決め方だけでは、LASIKのリスクへの備えを十分に比較できません。
術前検査から術後のトラブル対応まで、一連の診療体制を確認する必要があります。
症例数や料金だけではなく診療体制を見る

日本眼科学会の屈折矯正手術ガイドラインでは、術者について日本眼科学会認定眼科専門医であることに加え、角膜や水晶体を含む前眼部の生理・疾病、眼光学に精通していることなどが求められています。
さらに、日本眼科学会が指定する屈折矯正手術の講習会と、使用する機器に関する製造業者の講習会を受講することが示されています。
実際の施設を比較するときは、医師の肩書だけでなく、誰が検査結果を説明するのか、誰が執刀するのか、術後に異常が起きた場合にどのような診療を受けられるのかまで確認してください。
症例数が多いことは、その施設の治療規模を知る一材料にはなります。
しかし、症例数だけから合併症が少ない、医師の技術が高い、重大な視力障害が起こらないと判断することはできません。
料金についても同じで、安いから危険、高いから安全という関係ではありません。
適応検査、リスク説明、術後検診、異常時対応まで含めて確認してください。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 適応検査 | 角膜形状・角膜厚、屈折、涙液、眼疾患など必要な評価を行うか |
| 医師の診察と説明 | 検査結果にもとづく適応、リスク、代替手段について説明を受けられるか |
| 手術時の管理 | 感染防止を含む手術時の管理について説明を受けられるか |
| 術後検診 | 予定されている検診時期と、必要な通院を継続できるか |
| 異常時の対応 | 症状悪化時の連絡先、予定外受診、合併症が疑われる場合の診療体制を確認する |
| 追加治療・再手術 | どのような条件で検討され、眼の状態によっては実施できない場合があることも確認する |
新しい機器を使用していること、口コミ件数が多いこと、料金が安いことなども比較材料にはなりますが、それだけを理由に「失明しない」「安全性が高い」と判断しないでください。
「失明が怖い」だけでLASIKを決めない

LASIKを受けるかどうかは、「失明するか、しないか」という二択だけで決めるものではありません。
重い合併症だけではなく、ドライアイ、夜間の見え方、矯正のずれ、将来の屈折変化なども含め、手術によって得たいものと受け入れられるリスクを考える必要があります。
手術を受けないことも選択肢になる

眼鏡やコンタクトレンズを続けることも、屈折矯正手術を受けないことも選択肢です。
LASIKは眼鏡やコンタクトレンズへの依存を減らすことを目的に検討される手術ですが、視力矯正のために必ず受けなければならない治療ではありません。
検査でLASIKを検討できると判断されても、説明を受けたうえで手術を受けない選択をすることもできます。
反対に、インターネット上の「失明」という言葉だけで判断する前に、実際に何がリスクなのか、自分の眼でどのような点に注意が必要なのかを検査で確認してから考える方法もあります。
大切なのは、手術を受ける方向へ結論を急ぐことではなく、自分が得たい見え方と、手術に伴う負担やリスクを比較することです。
ICLにもLASIKとは異なるリスクがある

LASIKに不安を感じると、「角膜をレーザーで削らないICLなら安全なのでは」と考える人もいます。
しかし、LASIKとICLでは手術する場所と固有のリスクが異なります。
LASIKは主に角膜へ行う手術なのに対し、ICLは眼内へ有水晶体眼内レンズを挿入する手術です。
ICLではLASIKのような角膜実質のレーザー切削を行わない一方、眼内手術として確認すべき適応条件や合併症があります。
そのため、「角膜を削らないからICLなら重大な視力障害のリスクがない」「LASIKよりICLの方が必ず安全」とは判断できません。
どちらが医学的な候補になるかは、それぞれに必要な検査を行い、医師が判断します。
実際にLASIK・ICLを扱う医療機関を比較する段階では、料金だけでなく、適応検査、医師の説明、術後フォロー、保証・追加治療条件、通院のしやすさなどをレーシック・ICLクリニックの比較で確認できます。
レーシックの失明リスクでよくある質問

Q. レーシックで失明する確率は何%ですか?
現在のすべてのLASIK患者へ一律に当てはめられる「失明率○%」という一つの数字を示すのは困難です。失明や視力低下の定義、術式、対象患者、研究年代、追跡期間などが異なるため、感染率や角膜拡張症など個別の合併症率をそのまま失明率へ置き換えることもできません。
Q. レーシックで完全に見えなくなることはありますか?
重大な視機能障害の可能性をゼロとは断定できません。LASIKでは感染や強い炎症、角膜の重大な問題などが起こる可能性があり、重症化した場合には不可逆的な視力障害につながる可能性があります。ただし、ドライアイ、ハロー・グレア、近視側への屈折変化などをすべて「失明」と同じ意味で扱うのは適切ではありません。
Q. レーシック後に視力が落ちたら失明ですか?
裸眼視力が下がっただけで失明とは判断できません。近視の残存や屈折変化、ドライアイ、加齢による眼の変化など複数の原因が考えられます。眼鏡などでどこまで矯正できるかも含めて原因を確認し、急な視力低下や症状の悪化がある場合は速やかに眼科へ相談してください。
Q. 適応検査を受ければ重大な合併症は防げますか?
適応検査を受けてもリスクがゼロになるわけではありません。角膜形状、角膜厚、屈折状態、涙液、眼疾患などを確認し、LASIKを避けるべき条件や慎重に判断すべき条件を見つけるための重要な材料ですが、安全を保証する検査ではありません。
Q. ICLなら失明リスクはありませんか?
ICLにも固有の適応条件と合併症があるため、重大な視機能障害の可能性がないとは言えません。LASIKは主に角膜へ行う手術、ICLは眼内へレンズを挿入する手術で、リスクの種類が異なります。どちらを候補にできるかは検査と医師の診察を受けて判断します。
まとめ
レーシックで重大な視機能障害が起こる可能性をゼロと断定することはできません。

一方で、裸眼視力の低下、ドライアイ、ハロー・グレア、近視側への屈折変化などをすべて「失明」と呼ぶと、LASIKの実際のリスクを正しく理解しにくくなります。
「失明率は何%か」という一つの数字だけで判断せず、矯正しても十分な視力が得られなくなる可能性のある合併症、自分の眼がLASIKを検討できる状態か、術後に問題が起きたときにどのような診療を受けられるかまで確認することが大切です。
適応検査は安全を保証するものではありませんが、手術を避けるべき条件や慎重な判断が必要な条件を確認する重要な手順です。
手術を受ける場合は、術前検査、医師からのリスク説明、術後検診、異常時の連絡・診療体制まで確認し、疑問が残る場合は手術を急がずに判断してください。
参考情報

- 日本眼科学会「屈折矯正手術のガイドライン(第8版)」
- 日本眼科学会「LASIK」
- U.S. Food and Drug Administration(FDA)「What are the risks and how can I find the right doctor for me?」
- U.S. Food and Drug Administration(FDA)「What should I expect before, during, and after surgery?」
- U.S. Food and Drug Administration(FDA)「LASIK Surgery Checklist」

